高齢単身世帯や障害のある方、社会的入院の退院時、行旅中の生活困窮者、婦人寮や母子寮の退所後など緊急連絡先や身元保証人の無いなどの諸事情により帰宅できるお住まいがない住宅確保要配慮者の方々を対象として、ご入居までのサポートや、新生活に向けた支援を行います。
賃貸借契約等のルールある「社会生活」に馴染んでいただけるよう自立していただき、心豊かな「家庭生活」を築いていただけるように、登米市立自立相談支援センター「そ・えーる登米」の相談員と、登米市住居確保支援センターの支援員が情報の提供や、相談業務にあたります。
家庭生活における習慣やリズムを身に着けるため、定期的に相談員や支援員が訪問し生活状況を確認。特に貸す側である家主の懸念事項となっている孤独死や室内衛生環境を確認し、状況に応じてはその場で指導します。また、その場しのぎとならぬように、根本的な解決改善を図るために家庭生活の基本活動を促すことから、生活支援を一緒に取り組み、本人が見えていない課題への気づきを促します。
定期的な見守りの効果は入居者が人との交流を図れる機会の創出です。その支援が、独居世帯で孤立することなく、地域の一員として、市民として自分の生きることの意味や喜びを知ることに繋がります。
そして地域に馴染んでいくことで自分が必要とされることの喜びを味わっていただき、居住支援による地域移行支援が地域密着支援となって、より生活の張りを持ちながら豊かで活力ある家庭生活・地域生活を営んで頂くことを目指しています。
住宅確保要配慮者居住支援法人とは、住宅確保要配慮者(低額所得者、被災者、高齢者、障がい者、子供を養育する者、その他住宅の確保に特に配慮を要する者)の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため、住宅確保要配慮者に対し家賃債務保証の相談、賃貸住宅への入居に係る住宅情報の提供・相談、見守りなどの生活支援等を実施する法人として都道府県が指定する法人です。(住宅セーフティネット法第40条より)
私たちの支援内容は、あんしん・あんぜんの『住環境』を『新たな住宅セーフティネット制度』に基づき提供し入居後も支援することです。運営団体である特定非営利活動法人スマイルむさしは、登米市自立相談支援センター「そ・えーる登米」の運営を登米市福祉事務所から事業委託を受けているNPO法人です。「暮らし」や「仕事」でお困りの方もまずは安心してお気軽に相談ください。